鉄道フォトギャラリー〜JR東日本編〜
(新幹線編)


E5系(はやぶさ)[新幹線総合車両センター 所属]

2011年3月から東京〜新青森間で営業運転を開始しました。
大宮〜宇都宮間では最高速度275km/h、宇都宮駅〜盛岡駅間では最高速度300km/hで走行します。
2012年度末には、宇都宮〜盛岡間を日本最速となる最高速度320km/hでの運転を実施する予定です。
今後計59編成を投入する予定で、2015年度までに「つばさ」を除く東北新幹線全列車を新型車両に置き換える計画となっています。


E2系0番台(やまびこ・なすの・あさま)[新幹線総合車両センター 所属]

E2系は、長野新幹線「あさま」、東北新幹線「やまびこ」に使用する車両として開発されました。
強力な登坂パワーを発揮し、急勾配区間における走行性が大きく向上。時間短縮に貢献している。
高速運転時の騒音対策として、先頭車両形状の最適化や車体表面を滑らかにすることで低減に成功した。
2002年12月から「やまびこ」用編成を10両編成に変更。りんごをモチーフとしたシンボルマークも追加されました。


E2系1000番台(はやて・やまびこ・なすの)[新幹線総合車両センター 所属]

0番代を一部見直し、東北新幹線内での運用に限定。最新技術の導入により快適性が大幅に向上しました。
「こまち」併結や八戸延伸開業により乗車率が高まることを予想して、全編成を10両編成で新造しました。
また、塗装を従来の深紅レッドの帯色から若干薄くした躑躅(つつじ)色に変更。
初めて青森県に新幹線が延伸したことを記念し、りんごをモチーフとしたシンボルマークを配色しました。
「フルアクティブサスペンション」を採用したことで、高速走行時の車両動揺を大幅に軽減することに成功。
車体間ダンパの採用による相乗効果により大幅な乗り心地の向上が実現した。


E3系0番台(こまち・なすの)[秋田車両センター 所属]

E3系は、新幹線と在来線を乗り換えなしで結ぶ「新在直通運転(ミニ新幹線)」の第2号として1997年に登場しました。
秋田新幹線は、田沢湖線と奥羽本線(大曲〜秋田間)の線路を新幹線と同じ幅に改良して作られました。
そのため、一般の新幹線車両よりも一回り小さめに作られています。新幹線区間で使用する収納式ステップが設けられています。
盛岡〜東京間の新幹線区間ではE2系1000番台「はやて」と併結して走行し、最高速度は275km/hの高速運転が可能です。
東京・上野〜那須塩原・郡山間で運行される「なすの」としても運行されます。


E3系1000番台(つばさ)[山形車両センター 所属]

1992年12月に山形〜新庄間が延伸開業した際に登場しました。
こまち用の0番台とは異なり、単独走行時は400系と同じ性能、E4系との併結時は併結相手と同じ性能になるよう調整しています。


E3系2000番台(つばさ)[山形車両センター 所属]

初代つばさとして活躍した400系の置き換え用として、2008年12月から2010年4月にかけて7両編成12本(計84両)が製造されました。
1000番台との違い、最高速度は240km/hから275km/hに引き上げられ、ヘッドライトの形状も変更となりました。
行先票や車内案内表示器はフルカラーLED式となった他、グリーン車全席と普通車の窓際・最前部・最後部に電源コンセントが設置されました。


E4系(Maxとき・Maxたにがわ)[新潟新幹線車両センター 所属]

オール2階建て車両として開発された車両です。1994年に登場した初代"Max"のニューバージョンです。
先頭部分の鼻先を突き出したところが特徴です。これにより高速で走るときの騒音を少なくしています。
基本は8両編成であるが、16両編成でも運転され定員は1634人。高速車両としては世界最大の定員数を誇っています。
客室は天井空間を圧迫しない直接照明で、全席リクライニングシートを採用。5号車には売店があります。


200系(とき・たにがわ)[新潟新幹線車両センター 所属]

1982年の東北・上越新幹線開業に合わせて開発された車両です。
東海道・山陽新幹線用の0系をモデルとしていますが、寒冷地を走行するため様々な耐寒対策が施されています。
線路に積もった雪を跳ね飛ばすため、先頭車のスカート部に「スノープラウ」を新幹線車両に初めて取り付けました。
開業当初は最高速度210km/hで運転していたが、上野延伸時より240km/hにスピードアップし時間短縮を行いました。
1999年3月からは車体の内外装を大幅にリフレッシュしたリニューアル車(写真)が登場しています。


200系(とき・たにがわ)[新潟新幹線車両センター 所属]

2007年の東北・上越新幹線開業25周年を記念し、緑と白のオリジナル塗装に戻された"K47編成"です。
"東北・上越新幹線"と聞けば、多くの人は写真のような"白地に緑の帯"を思い浮かべると思います。
座席のシートカバーなどの内装や行先表示機はリフレッシュしたリニューアル車と同じです。


400系(つばさ・なすの)[山形車両センター 所属]

新幹線と在来線を乗り換えなしで結ぶ「新在直通運転」第1号として1992年に登場しました。
山形新幹線は、在来線の設備をそのまま利用し、線路の幅のみ新幹線と同じ1435mmに改良して作られた『ミニ新幹線』のさきがけです。
一般の新幹線車両よりも一回り小さめに作られています。新幹線区間で使用する収納式ステップが設けられています。
また「やまびこ」と併結して走行するため、11号車先頭部に分割併合装置を装備。新幹線としては初めて分割併合運転を行いました。
当初はグレーの車体にグリーンの帯で登場したが、山形新幹線新庄延伸を機会に車体、客室内とも一新しました。
しかし、2008年12月から2009年にかけて新型のE3系2000番台に置き換えが進められ、2010年4月に営業運転を終了しました。


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